[ コラム ] 1月-30-2009

 オランダのジンは昔ながらにポット・スチルで蒸留するものと考えられているが、ドライ・ジン・タイプの生産も増えてきている。

 イェネーファ(Geneva)、またはイェネーフェル(Genever)は、オランダ以外の国ではジュネヴァと呼ばれている。主な原料である大麦麦芽、トウモロコシ、ライ麦を混合して使用する。ドライ・ジンよりも大麦麦芽を多く使うため、麦芽香が残るのがジュネヴァの特徴である。

 原料穀物を糖化、発酵させ、単式蒸留機で2回ないし3回蒸留を行う。この蒸留液にジュニパー・ベリーやその他の草根木皮類を加えて、さらに単式蒸留機で蒸留が行われる。香味にコクがあり、麦芽の香りが残る少し重い酒質は、こうした製造方法によるものである。カクテルのベースとしてより主にストレートで飲まれ、ボトルごと冷やして飲む人が多い所以である。

 ジュネヴァ以外に、ダッチ・ジュネヴァ(Dutch Geneva)、ホランズ(Hollands)、スキーダム(Schiedam)などとも呼ばれている。