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[ コラム ] 8月-29-2008

 今回は、リキュール・グラス(Liqueur Glass)、ブランデー・グラス(Brandy Glass)、カクテル・グラス(Cocktail Glass)、シェリー・グラス(Sherry Glass)、シャンパン・グラス(Champagne Glass)の5つをご紹介。

 リキュール・グラス(Liqueur Glass)
 リキュールをストレートで飲むためのグラス。ウイスキーやスピリッツ類をストレートで提供するときにも使う。プース・カフェをつくるときにも使用する(本来はポニー・グラスという少し細長くしたグラスを使用する)。
 容量は30mlが一般的。
 リキュールを楽しむときは、無色透明なタイプを選ぶ。

リキュールグラス


 ブランデー・グラス(Brandy Glass)
 ふっくらと丸く、口のところがすぼまっているバルーン型の大型グラスである。上部がすぼまっているタイプは香りを逃がさない。そのためスニフター(Snifter:匂いをかぐもの)という別名を持つ。ブランデーをストレートで飲むときに使われるが、香りを楽しむために、銘醸ワイン、ハーブ系のリキュールなどにも使われる。
 容量は180〜300mlぐらいのものが多い。

ブランデーグラス


 カクテル・グラス(Cocktail Glass)
 ショート・ドリンクに属するカクテル専用のグラス。形状は逆三角形の下に脚のついたのが一般的。ソーサー型シャンペン・グラスのように丸みを持ったものもある。
 容量は90mlのものが標準で、これに60ml分の材料でつくったカクテルを注ぐとちょうど適量になる。

カクテルグラス


 シェリー・グラス(Sherry Glass)
 スペイン産のフォーティファイド・ワインのシェリーを飲むときのグラス。リキュール・グラスを一回り大きくした感じである。シンプルなデザインは、ウイスキーなどにも使えて用途が広い。
 容量は75ml程度。

シェリーグラス


 シャンパン・グラス(Champagne Glass)
 シャンパン、スパークリング・ワイン、シャンパン・カクテルなどに使われる。口径の広いソーサー型と、細身で背の高いフルート型の2種類がある。
 口径が広いソーサー型は泡持ちが悪く日常向きではないが、パーティなどでの乾杯用に使われる。また、カクテルやデザートにも応用される。
 口径が狭いフルート型はガスの逃げが少なく、グラスの底から立ち昇る泡を楽しみながら飲める。
 容量は標準で120ml。

シャンパングラス・ソーサー型シャンパングラス・フルート型
 (ソーサー型)          (フルート型)