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[ 千葉県支部 ] 4月-19-2009

日時:平成21年4月19日 7時30分〜
場所:富士御殿場蒸留所
参加人数:39名(ビジターも参加)

・蒸留所紹介ビデオ上映
・蒸留所見学
・講義・原酒試飲・比較試飲テイスティング
・ブレンド体験
・質疑応答
・懇親会(御殿場高原ビール)

千葉県支部:富士御殿場蒸留所見学ツアー


[御殿場蒸留所見学に参加しての感想&レポート  会員 上東野正之]
 すっきりと晴れ渡った春空の下、私たちは富士の麓にあるキリン御殿場蒸留所を訪問しました。
 まずは蒸留所の概略をご説明いただいた後、鬼頭チーフ・ブレンダーの引率で施設の見学へと向かいました。
 蒸留室では、モルト蒸留用のポットスチル、仕込み用のマッシュタンおよびクッカー、グレーン蒸留用の連続式蒸留器と見て周りました。連続式蒸留については、3種類の蒸留方法を行なっているということで、特に国内ではここ独自のバッチ式蒸留については大変興味深く説明を伺いました。
 また、特別に蒸留棟の上部にご案内いただき、普段でもなかなかお目にかかれないと言われるほどの、大変素晴らしい富士山の眺めを満喫させていただきました。
 その後、発酵室から樽詰室へと案内され、ここでお待ちかねの試飲タイム。しかもどれも大変貴重なもの(長熟のモルト、グレーンおよびブランデー!!)で、参加した方々は皆その味わいを堪能したと思います。
 見学終了後、引き続き鬼頭チーフ・ブレンダーによるウイスキーの基礎知識と富士御殿場蒸留所ウイスキーの特徴についてのセミナーとなり、富士御殿場蒸留所ウイスキーの特徴として、「クリーン&エステリー」というすっきりとして甘いタイプの原酒にこだわり、そのための様々な手法(樽詰度数50%、小樽熟成)を用いていること。一方で、グレーン原酒には香味を多く残すためにバッチ式蒸留を行なっていること。さらに、ミネラル分の少ない富士の伏流水を仕込水として使用していること。これらの結果から生み出されるウイスキーは、清らかでやわらかく心地よい余韻が続く飲みやすいものとなっていることが、実際の製品と他社同等製品との比較試飲も行なうことで、より深く理解できたと思います。
 さらにセミナー後には、「ウイスキーブレンド体験」ということで4種類の原酒(モルト・グレーン各2種)を用いて、「ロバートブラウン」のブレンド比率を当てるトライアル。自分の鼻や舌を駆使して香りや味わいの要素を探していくのですが、繰り返すごとにどんどん迷宮に入り込んでしまい(苦笑)、「これだ!」という配合を見つけることができません。こういった作業を日々行なわれているブレンダーの方々の技能に、改めて感心してしまいました。そして、後半はオリジナル・ブレンデッド・ウイスキーを作成しお土産として持ち帰ることができました。
 このような形で、普段はなかなか触れることのできない製造の現場を体験し、また携わる方々の声を直に伺うことで、日々の商品の提供を通じて作り手の思いをお客さまにきちんとお伝えしていかなければ、と改めて思い直した次第です。
 最後に、このような機会を設けていただきました、キリンディスティラリー株式会社・富士御殿場蒸留所の皆様に感謝申しあげます。

[御殿場蒸留所見学に参加しての感想&レポート  会員 荻野義哉]
 今回はバスを貸しきっての見学ツアーでした。行きのバスから、今回お世話になるキリンビールで乾杯し、その後車中ではコンペティションや蒸留所のビデオ、営業で使える雑学のビデオを流すなど「勉強モード」でありながらも、「楽しさ」を感じるスタートでした。天気も大変よく、普段の支部活動の成果!?でしょうか、車窓に大きく広がる富士山と富士の裾野に感動!
 ツアーの内容としては、?座学?蒸留所見学?ブレンド体験と大きく分けて3つですが、通常はコンパニオンさんに案内していただく蒸留所見学を、なんと!!チーフ・ブレンダーの鬼頭さんがわざわざ東京から来てくれていて、私たちに帯同しての案内説明をしていただきました。これは本当に貴重な経験でした。普段は見学できない場所も特別に案内していただき、「作り手の情熱」を感じながらの蒸留所見学は、私たちが普段お客様にウイスキーを提供する上で、大変役立つことになると思います。
 今までは文面で理解していたものが、実際に体験することによって、しっかりと映像として頭の中でイメージすることができるようになりました。
 ブレンド体験も面白く、4種類の原酒を配合して「ロバートブラウンスペシャルブレンド」の比率を当てて、誰が一番近いかを決めるイベントで、4タイプのどれが主体だとか、少しだなとか、みんな試行錯誤しながら楽しんでいました。私の結果は、正解とははるかにかけ離れていたのですが、自分で4つのタイプを意識して作り出そうとすることにようり、香りや味を知ろうとする感覚が磨かれたと思います。
 より深く楽しめるよう、もっとたくさんのウイスキーを飲んで、香りや味の違い、一つ一つの個性を楽しんでいきたいと思います。
 今回のツアーは、ウイスキーをもっと知り、たくさんのお客様やバーテンダーの方々との交流を広げる事を目的で参加させていただきましたが、「学びあり」、「笑いあり」、「遊びあり」、「感動あり」の本当に楽しいイベントでした。
 今後は自分のお店で、「楽しさ」そして「作り手の情熱」をまじえて、お客様へのサービスへ活かしたいと考えます・

PBO:NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構