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[ コラム ] 5月-15-2009

 カシャーサ、アラック、アグアルディエンテ・デ・カーニャ、これらの名前をご存じなら相当のラム通である。ラムに関する最後のコラムは、ラムの亜種について。

 カシャーサ(Cachaca:別名ピンガ Pinga)はブラジルでつくられているサトウキビが原料のスピリッツ。サトウキビの搾り汁を濁ったまま発酵し、単式蒸留を行う。樽熟成の後に、活性炭処理をして無色透明なまま製品化する。副生成分が多く、重い酒質である。ブラジルではあくまでカシャーサであり、ラムではないという認識になっている。

 アラック(Arrack)の中には東南アジアでつくられるもので、糖蜜を発酵し、蒸留を行ったアロマティックな香り高いラムと呼べるものがある。

 アグアルディエンテ・デ・カーニャ(Aguardiente de Cana)は、スペインや南米各地でつくられるサトウキビを原料としたスピリッツであるが、これも地酒的なラムと考えられる。

 ちなみに糖蜜を95度以上に蒸留したニュートラル・スピリッツは、原料用アルコールとして日本の清酒や焼酎にも使用されている。