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[ コラム ] 1月-23-2009

 ジンの代名詞ともいわれるドライ・ジン。さわやかな香気、ライトな風味、切れ味のよい蒸留酒の代表格である。ライ麦なども使われることがあるが、主な原料はトウモロコシ、大麦麦芽である。

 これらを発酵させて連続式蒸留機で95%以上のグレーン・スピリッツをつくる。この際にウオツカをつくる場合よりもやや低く抑えるのが一般的である。

 このグレーン・スピリッツをジュニパー・ベリーその他の草根木皮とともに再蒸留するのだが、二つの方法が採られる。

 ひとつは、草根木皮を加えてポット・スチルで蒸留する方法。もうひとつは、ポット・スチル上部にジン・ヘッドと呼ばれる上下が金網の円筒をセットし、内部に草根木皮を詰めて、蒸留されてくるスピリッツ蒸気とともに香気成分も一緒に抽出させる方法である。

 香りづけに使われる草根木皮類はジュニパー・ベリーの他に、コリアンダー、アニス、キャラウェイ、フェンネル、カーダモンなどの種子、アンジャリカ、オリス、リコリス、カラマスなどの根、レモン、オレンジの果皮、シナモンの樹皮なども加えられるが、その詳細は各製造メーカーのノウハウで公表されていない。そのノウハウの差がブランドごとの風味の差になっている。