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[ コンペティション ] 2009年05月28日
カクテルコンペティション2009


P.B.O.全国カクテルコンペティション2009
第一部 カクテルコンペティション 14:00〜
第二部 表彰式&懇親会 18:00〜(予定)

■開催日   2009年7月26日(日)14:00〜19:30

■会 場   東京 中央区「コートヤードマリオット銀座東武ホテル」宴会場
         東京都中央区銀座6-14-10
         TEL:03-3546-0111

■主 催   NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO)

■協 賛   P.B.Oサポートメンバー各社(五十音順) 
         アサヒビール株式会社
         ヴーヴ・クリコ・ジャパン株式会社
         MHDディアジオ モエ ヘネシー株式会社
         キリンビール株式会社
         サントリービア&スピリッツ株式会社
         ディアジオ・ジャパン株式会社
         株式会社ナランハ
         バカルディ ジャパン株式会社
         ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
         株式会社明治屋

■カクテルコンペティション

PBOメンバーでP.B.O.プロフェッショナルバーテンダー認定試験に合格した年齢25歳以上の現役プロフェッショナルバーテンダーによる、バーテンダーとしての総合能力を競うP.B.O.最高栄誉のコンペティション。筆記試験部門、創作カクテル部門の合計点上位5名がファイナル審査(模擬カウンターによる接客審査)に挑み、最高点を獲得した選手をM.V.B.(モスト・ヴァリアヴル・バーテンダー)として表彰する。

■コンペティション参加資格>

PBOメンバーでP.B.O.プロフェッショナルバーテンダー認定試験に合格した年齢25歳以上の現役プロフェッショナルバーテンダー

■表彰式及び懇親会(第二部)
         カクテルコンペティション表彰式
         サポートメンバー各社ブース出展
         スタンダードカクテルブース

■チケット  
         PBOメンバー       ¥6,000(第1部、第2部共通)
         予約・前売りビジター   ¥8,000(第1部、第2部共通)
         当日券ビジター      ¥10,000(第1部、第2部共通)
         カクテルコンペティション観戦のみ ¥2,000(当日精算)

■お問い合わせ・チケット予約
         NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構事務局(TEL03-3571-8343)

お申し込み受け付けは終了いたしました。

※パンフレットを閲覧するためには、アクロバットリーダーが必要です。
 アクロバットリーダーが必要な方は、アイコンをクリックしてダウンロードしてください。


NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO)


[ コラム ] 2009年05月22日

 ジン、ウォッカ、ラムと並ぶ4大蒸留酒のひとつ。世界で広く知られているスピリッツの中で、もっとも個性豊かで、かつ飲む人がロマンティックな印象を持っているスピリッツ。さて、何を思い浮かべるだろうか。

 答えは、テキーラである。意外にも、4大蒸留酒のひとつとして数えられるようになったのは比較的新しい。1968年のメキシコ・オリンピックによって、その存在が世界的に知られるようになったという。

 テキーラは竜舌蘭(リュウゼツラン)というビガンバナ科に属する多肉植物の一種が原料である。メキシコの竜舌蘭には酒の原料としては、大別してアガベ・アメリカーナ(Agave Americana)、アガベ・アトロビレンス(Agave Atrovirens)、アガベ・アスール・テキラーナ(Agave Azul Tequilana)の3つの品種がある。テキーラは、この中のアガベ・アスール・テキラーナという品種の茎を糖化、発酵、蒸留してつくられる。

 ちなみに、アガベ・アメリカーナとアガベ・アトロビレンスは、その樹液を発酵させて、プルケ(Pulque)と称して飲まれたり、さらに蒸留してメスカル(Mezcal、Mescal)という名で飲まれている。プルケは、トルテカ、アステカ文明時代から土着の人々の間で飲まれていた酒で、今でもメキシコ・シティ周辺の中央高地地帯で広く飲まれている。メスカルは、アカプルコなど南部メキシコの太平洋岸一帯とメキシコ・シティ以北の中部メキシコといった、プルケの生産地より海抜が低く温度の高い地帯でつくられている。

※メキシコでは竜舌蘭を、マゲイ(Maguey)あるいは植物学者リンネの命名からアガベ(Agave)と呼んでいる。



[ コラム ] 2009年05月15日

 カシャーサ、アラック、アグアルディエンテ・デ・カーニャ、これらの名前をご存じなら相当のラム通である。ラムに関する最後のコラムは、ラムの亜種について。

 カシャーサ(Cachaca:別名ピンガ Pinga)はブラジルでつくられているサトウキビが原料のスピリッツ。サトウキビの搾り汁を濁ったまま発酵し、単式蒸留を行う。樽熟成の後に、活性炭処理をして無色透明なまま製品化する。副生成分が多く、重い酒質である。ブラジルではあくまでカシャーサであり、ラムではないという認識になっている。

 アラック(Arrack)の中には東南アジアでつくられるもので、糖蜜を発酵し、蒸留を行ったアロマティックな香り高いラムと呼べるものがある。

 アグアルディエンテ・デ・カーニャ(Aguardiente de Cana)は、スペインや南米各地でつくられるサトウキビを原料としたスピリッツであるが、これも地酒的なラムと考えられる。

 ちなみに糖蜜を95度以上に蒸留したニュートラル・スピリッツは、原料用アルコールとして日本の清酒や焼酎にも使用されている。