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[ PBO 本部直轄エリア ] 2008年08月18日

「カルヴァドス」セミナー
 開催日:2008年7月3日(木)13:30〜15:00
 会  場:コートヤードマリオット銀座東武ホテル B1F「ロジェドール」

「カルヴァドス」セミナー のブラー社長


 今回のセミナーは、セミナー毎に皆様からご協力をいただいているアンケート結果より、特に要望の多かった「カルヴァドス」をテーマに開催いたしました。

 講師には、サントリー株式会社様のご厚意により、カルヴァドスの名門、ブラー社の5代目社長ヴァンサン・ブラー氏をお迎えし、カルヴァドスの歴史や地理、リンゴの種類、製造過程、樽材の選定に至るまで、詳細にわかりやすくお話しをしていただきました。

 ノルマンディー産800種類のりんごから120種類を厳選、甘味や苦味、酸味など風味よる違いから得られる特性を考慮して、原料になるりんごを組み合わせているという話しから、りんごに対する特別な思いが伝わってきました。

(写真は、ヴァンサン・ブラー社長)

試飲したブラー社製カルヴァドス

カルヴァドス ブラー


 ・ブラー・グランソラージュ (40%)
 ・ブラーXO (40%)
 ・ブラー1982(非売品)
 ・ブラー・ポモー・ド・ノルマンディー (17%)

試飲カクテル「ゴールデン・アップル」

「カルヴァドス」セミナー試飲カクテル「ゴールデン・アップル」


・ポモー・ド・ノルマンディー・・・・・・・30ml
・グランマルニエ・・・・・・・・・・・・・・・・・・5ml
・リンゴ・ジュース・・・・・・・・・・・・・・・・45ml
・レモン・ジュース・・・・・・・・・・・・・・・・少々
*シェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

ほどよい甘さで、リンゴのフルーティーな味わいが楽しめるカクテル。
リンゴ・ジュースには白濁した果汁100%を使用。



[ コラム ] 2008年08月15日

 以前、「グラスの中身」というコラムで、グラスの材質をもとに異なるタイプを紹介した。今回はカタチである。数回かに分けて紹介していこうと思う。初回は、脚付き型グラスと平底型グラスの話。ふと会話が途絶えた時、使える話である。

 正式な決まりがあるわけではないが、脚付き型グラスはフォーマル派、平底型グラスはカジュアル派と言われている。その理由をご存じだろうか。西洋の酒器の発達史と関係があるが、古代の人達が今の我々と同じグラスで飲んでいたわけではない。

 考古学的な発掘品からは、当時の人々が家畜の角を酒器として利用していたと推測されるそうだ。だから、その後に登場する青銅や粘土で作られた酒器も、似たカタチが多い。口が狭く、背が高いデザインである。このカタチ、そのままでは倒れてしまうので、脚は必須だ。当然、作るのに手間もかかるので高級品である。そこで主に神前用や高貴な人の専用酒器となったようだ。

 さて、脚をつけるのが大変だとすると、簡単なのは下部をちょんぎって底をつける方法だ。手間もかからず、量産がきく平底型である。当然、大衆用となった。

 このような酒器の歴史が現代に受け継がれ、格調あるフォーマルな場では脚付き型グラスが用いられるようになり、気取らず楽しむ場では平底型グラスが使用されるようになっている。もちろん、その大きさはアルコール度数の強弱や味の濃淡に合わせて大小様々だ。

 とはいえ、こうしたグラスの使用区分もあまり意識されなくなってきた。しかし一方では、バーテンダーのセンスでグラスが選択され、アイデアに満ちた使い方が生まれている。それはそれで酒器文化の発展にとって素晴らしいことである。



[ PBO 本部直轄エリア ] 2008年08月10日

芸術鑑賞会〜歌舞伎

 開催日 2008年8月10日(日)14:00〜
 会 場 歌舞伎座

1603年から続いている世界に誇る日本の伝統芸能「歌舞伎」。8月は歌舞伎座恒例の納涼歌舞伎です。400年にわたり培われてきた伝統の技と、日本人の大切にしてきた「心」を学ぶセミナーでした。

芸術鑑賞会〜歌舞伎

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