とp PBO:NPO法人 プロフェッショナル・バーテンダーズ機構
youtubeチャンネル WRLD CLASS 2024 PBOセミナー報告2023
[ 千葉県支部 ] 2009年12月17日

スキルアップセミナー  コンペティションカクテル作成への取り組み方

 日時:平成21年12月17日 14時〜16時
 場所:ピート
 参加人数:7名

・6月のYEセミナーと同じ内容で行なう
Read the rest of this entry »



[ コラム ] 2009年12月11日

 前回のコンゴの東、タンガニーカ湖の対岸がタンザニアである。インド洋にも面したこの国には、世界でも類を見ない珍しい酒がある。

 それは、竹の酒だ。中国に古くからある竹葉酒は、その名のとおり竹の葉を漬け込んだものだが、タンザニアの酒は竹の樹液が発酵したものである。原料の竹はウランジと呼ばれるもので、エチオピアからコンゴまで分布しているらしい。

 まず、2年目の竹の子の頂部を2〜3センチメートルの所で切り取る。その後、毎日盛り上がってくる部分を切り取っていくと、白い泡状の樹液が流れ出てくるという。この樹液を集めるわけだが、すでに発酵しているらしい。この酒は、竹の名と同じウランジという名前で呼ばれている。



[ コラム ] 2009年12月04日

 一時期、ザイールという国名であったが、1997年にコンゴ民主共和国になった。今回は、中央アフリカに位置する国の酒である。

 地酒としては、カシキシというバナナ酒がある。ウガンダのアマルワに似た製造方法だが、熟れかかったバナナを3日間地中に埋めておき、皮をむいて丸木舟の中で熟れたバナナをニヤシの葉と共に手や足で搾り出す。これを濾して、水とモロコシの種を加えてバナナの葉で覆う。丸木舟には酵母が住み着いていて発酵が行われるという。このカシキシを蒸留したのがカニャンガというそうだ。

 他にもアチョリ人のモロコシの酒として、国名と同じコンゴがある。壺に穀類の種を入れて水で満たす。もやしになったら乾燥して、粗挽きにする。これを酒壺に水と共に入れて数日置くと酒になるという。しかしこれで終わりではない。原料の粉を足して煮た後、さらに乾燥させる。この粉を湯と練り、壺に入れてバナナの葉で蓋をして二晩置くと、コンゴという酒になる。これを濾して飲むらしい。

 蒸留酒では、赤道付近のソンゴーラにはマルメカヤ酒が有名である。陸稲の籾(もみ)を粗挽きし、水を加えて混ぜ、木の葉を敷いた籠に入れて10日〜16日間置くと、カビで塊になるという。一方、毒抜きしたキャッサバを団子にして乾燥させる。これらを混ぜてドラム缶で発酵させて、蒸留させたものだ。泡盛に似た風味であるという。