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[ コラム ] 2009年07月10日

 アラック、ArrackまたはArakとも表記される。東南アジアから中近東にかけてつくられている蒸留酒の総称である。

 アラックの語源は、アラビア語のaraq(アラク:汁という意味)といわれているが、異説もある。

 初めは、ナツメヤシの実(デーツ)の汁を発酵、蒸留してつくられていたようだが、その後、蒸留技術が伝わっていく経路の中で、さまざまな原料が試されるようになり、今ではいろいろなタイプのアラックがその土地ごとにつくられている。

 それらを大きくまとめると
1)ナツメヤシの実の汁を蒸留したもの(日本のデーツ焼酎にあたる)
2)ココヤシ、ニッパヤシなどの花序(かじょ)を切って集めた樹液を蒸留したもの
3)糖蜜を蒸留したもの(ラムと同じ酒で、名称が違うだけと考えてよい)
4)米(主にもち米)を蒸留したもの
5)糖蜜ともち米を蒸留したもの
6)キャッサバを蒸留したもの
などになる。



[ コラム ] 2009年07月03日

 ドイツ語で穀物のことをコルン(Korn)と呼ぶ。ただドイツでコルンといえば、穀物だけでなく、ドイツ特産の蒸留酒も意味している。

 無色透明、クセのない味わいが特徴で、麦類などの穀物が原料の蒸留酒である。穀物(Korn:コルン)を蒸留するところから、酒にコルンブラントヴァイン(Kornbranntwein:穀物でつくったブランデーという意味)の名がつき、略してコルンと呼ばれるようになった。

 ドイツはEU加盟国である。そのEUの規制によれば、コルンとは「小麦、大麦、オーツ麦、ライ麦、ソバだけを発酵、蒸留した酒、または、小麦、大麦、オーツ麦、ライ麦、ソバを原料としたグレーン・スピリッツからつくられる酒であり、いっさい香味づけをしないもの」となっている。

 当然、このEU規制に従ってつくられているのだが、ドイツの国内法ではさらにアルコール度数を規制し、通常のコルンは32度以上と定めている。また、コルンにはドッペルコルン(Doppelkorn、またはKorn-Brannt:コルンブラント)という種類があるが、こちらは38度以上と定めてられている。ドッペルとは、英語のダブルにあたるが、「通常のものよりアルコール度が高い」という意味合いで使われている。

 どんな穀物が主原料に使われているのかは、おおむねラベルによって判断できる。コルンのラベルには、Roggen(ロッゲン:ライ麦)、Weizen(ヴァイツェン:小麦)、Getreide(ゲトレイデ:混合した穀物)などと、主原料を表記したものが多い。

 ちなみに、ドイツではこのコルンのような蒸留酒を、シュナップス(Schnapps)と呼ぶ。無色透明で、アルコール度数の高い蒸留酒をシュナップスという語で総称しているわけである。ドイツの蒸留酒でジンの一種と位置付けられているシュタインヘーガーもシュナップスに含まれる。

 無色透明で、アルコール度数の高い蒸留酒をシュナップスと呼ぶのは隣国オランダも同様である。また北欧スカンジナビア諸国ではアクアビットのこともシュナップスと呼ぶ。もっとも着色したアクアビットも含まれているので、必ずしも無色の蒸留酒ばかりとは限らない。ハンガリーなどの東欧諸国でもシュナップスという語は、蒸留酒をさす語として使われることがある。



[ 千葉県支部 ] 2009年07月01日

遠壽院での一日修行

日時:平成21年10月4日 11時〜17時00分
場所:遠壽院
参加人数:7名

・座禅・写経・唱題行・水行(男性のみ)

遠壽院での一日修行

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