とp PBO:NPO法人 プロフェッショナル・バーテンダーズ機構
SCC2025 SUNTRY ザ・バーテンダーアワード WRLD CLASS 2024
[ PBO 九州エリア ] 2008年05月09日

スキルアップセミナー
 開催日 2008年2月3日
 テーマ 赤ワイン集中講義
      講師 根木啓司氏(ワインアドバイザー)

 品種の違う6種類のワインをブラインドテイスティングしながら研究しました。実際に見てこられたワインの製造工程の話や、ワインに合う料理の紹介などもありました。

スキルアップセミナーin熊本
 開催日 2008年4月6日
 テーマA シェリーの楽しみ方
       〜シェリーの沿革とテイスティング・ベネンシアを使ってみる〜
       講師 宮本 眞(九州エリアアシスタントマネージャー・Bar STATES)
           隅田 耕一郎(Bar lente)
 テーマB キューバンシガーの魅力2
       〜シガーをより深く知る〜
       講師 黒川 茂(東京・株式会社シガークラブ)

シェリーシガーセミナー


 シェリーは7種類をテイスティングしながら、歴史や品種やタイプについての話をベネンシアドールの資格を持つお二人から講義して頂きました。最後には扱う機会が少ないベネンシアを使ってグラスに注ぐ練習を行いましたが、メンバーは皆さん悪戦苦闘していました。
 シガーセミナーでは、一昨年開催したキューバンシガーのセミナーをより深くした内容を講義して頂きました。今回は実際にシガーに火をつけ、香りを楽しみながら行いました。



[ PBO 九州エリア ] 2008年05月09日

P.B.O.九州エリア総会&セミナー
 開催日 2007年7月1日
 テーマ カクテルコンペティション
 講 師 上田和男氏(P.B.O.チェアマン・銀座テンダー)

 九州エリア総会終了後に銀座テンダーの上田和男氏により、コンペティションやカクテルに対する見解を述べて頂きました。質疑応答では多くのメンバーから様々な質問が出てとても有意義なセミナーとなりました。

鹿児島・霧島市 焼酎蒸留所見学
 開催日 2007年7月29日〜30日
 ●芋焼酎「東五」「蘭」黄金酒造
 ●芋焼酎「萬膳」「真鶴」万膳酒造

鹿児島蒸留所


 黄金酒造様と万膳酒造様を見学させて頂きました。どちらの酒造所もこだわったり、熱心に研究されたり、酒に対する気持ちはバーテンダーと変わらないと感じました。更になかなか見学することができない場所まで今回は見せて頂き、とても貴重な体験をしました。

スキルアップセミナー
 開催日 2007年9月2日
 テーマA お酒と健康  
       講師 藤巻聡美氏
 テーマB 新商品案内&テイスティング
       講師 杉山祐浩氏 (MHDディアジオモエヘネシー株式会社)
 テーマC P.B.O.全国大会作品研究
       九州エリアメンバー内コンペティション参加者より報告

お酒と健康


 メインテーマは“お酒と健康”についてお話をして頂きました。医師としての科学的な内容などを中心に、秘蔵のとても貴重な薬酒を試飲したりとおもしろい内容でした。
 P.B.O.全国カクテルコンペティションに出場したメンバーによる報告と、大会の受賞作品を実際に試飲し研究を行いました。

スキルアップセミナースペシャル
 開催日 2007年10月21日
 テーマ ブレンデットウイスキーの多彩な原酒
      講師 輿水精一氏 (サントリー株式会社チーフブレンダー)

 テレビ出演等で有名なサントリー(株)のチーフブレンダー輿水精一氏をお迎えして、ウイスキーセミナーを開催しました。多彩で貴重な原酒の中から日本独自であるミズナラの木樽で熟成させたものを試飲したり、きめ細やかな樽や原酒の管理についてお話して頂きました。なかなか接することができない方だけにとても有意義な時間でした。

スキルアップセミナー
 開催日 2007年12月2日
 テーマA シャンパーニュ
       講師 根木啓司氏(ワインアドバイザー)
 テーマB チョコレート
       講師 小田信也氏(la vie en rose オーナーパティシエ)

チョコシャンパンセミナー


 12月開催のセミナーということもあり、クリスマスを意識した華やかなテーマとなりました。チョコレートのセミナーでは、生チョコレート作りの実演など、専門的な内容となりました。講義終了後はメンバーや講師の皆様とシャンパンとチョコレートを味わいながら会話を楽しみました。



[ コラム ] 2008年05月02日

 日本の酒税法では、「リキュール類とは、酒類と糖類その他の物品(酒類を含む)を原料とした酒類で、エキス分が2%以上のものをいう。ただし、清酒、合成清酒、しょうちゅう、みりん、ビール、果実酒類(果実酒、甘味果実酒)、ウイスキー類(ウイスキー、ブランデー)、スピリッツ類、および発泡酒に該当するものは除かれる」となっている。

 しかしこれでは、醸造酒をベースにしたものと、蒸留酒をベースにしたものとが混在していることになる。リキュールはスピリッツ(蒸留酒)がベースという一般的な認識とは懸け離れていると思われる方も多いだろう。

 他の国ではどうなっているのか、ご存知だろうか。

 欧米では、ビールをベースにしたらビールの一種、ワインをベースにしたらワインの一種と考え、醸造酒ベースの混成酒は醸造酒の一種と見なすのが一般的である。つまり、リキュールはスピリッツをベースにしたものと考えられている。

 フランスでは、「草根木皮、果実、果皮、花、穀物などをアルコールのなかに煎じるか、または浸漬した液体、あるいはその液体を蒸留した液体、またはそれぞれを調合した液体であって、砂糖などで甘味が加えられ、アルコール分が15%以上のものをいう」ということだ。

 ちなみにEU(ヨーロッパ連合)の場合、1989年にCEE(Communaute economique europeenne)の委員会で以下の規制(reglement)が定められた。「アルコール分15%以上の飲み物を、酒精飲料(ボアソン・スピリチュオーズ/boisson spiritueuse)と称する。その酒精飲料のうち、糖分を1L当たり100g以上含むものをリキュールとし、1L当たり250g以上含むものは、原料名の前にクレーム・ド/creme de という名称を用いてよろしい。ただし、クレーム・ド・カシス/creme de cassisのみは、1L当たり400g以上とする。また、アドヴォカートについては、砂糖または蜂蜜が1L当たり150g以上、卵黄が1L当たり140g以上含まれていなければならない」

 アメリカでは、「砂糖2.5%以上を含み、アルコール、ブランデー、ジン、その他のスピリッツを用い、果実、花、生薬、ジュース、あるいは天然フレーバーを使ってつくったアルコール飲料」となっている。そのうえで国内産であれば、リキュールではなくコーディアル/cordialという呼び方をすることが多い。さらに、製造時に天然フレーバーではなく合成フレーバーを使用した場合には、アーティフィシャル/artificialという表記を追記しなければならない。

 リキュールとは何か? このように国によって定義は異なっているが、リキュール=スピリッツ+香味成分(+甘味料+着色料)と答えておくのが、通のたしなみではないだろうか。

注)フランス語の『e』の上に『´』(アクサン)がつく文字は『e』と、フランス語特有の文字は一部省略して表記しています。