とp PBO:NPO法人 プロフェッショナル・バーテンダーズ機構
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[ コンペティション ] 2010年06月01日
カクテルコンペティション2010

パンフレット印刷用PDFデータのダウンロード(186KB)


P.B.O.全国カクテルコンペティション2010
第一部 カクテルコンペティション 14:00〜
第二部 表彰式&懇親会 18:00〜(予定)

■開催日   2010年7月11日(日)14:00〜19:30

■会 場   東京 中央区「コートヤードマリオット銀座東武ホテル」
         東京都中央区銀座6-14-10 TEL:03-3546-0111

■主 催   NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO)

■協 賛   P.B.Oサポートメンバー各社(五十音順) 
         アサヒビール株式会社
         MHDディアジオ モエ ヘネシー株式会社
         キリンビール株式会社
         サントリービア&スピリッツ株式会社
         株式会社ナランハ
         バカルディ ジャパン株式会社
         ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
         株式会社明治屋
         株式会社ユニオンフード

■カクテルコンペティション

PBOメンバーでP.B.O.プロフェッショナルバーテンダー認定試験に合格した年齢25歳以上の現役プロフェッショナルバーテンダーによる、バーテンダーとしての総合能力を競うP.B.O.最高栄誉のコンペティション。筆記試験部門、創作カクテル部門の合計点上位5名がファイナル審査(模擬カウンターによる接客審査)に挑み、最高点を獲得した選手をM.V.B.(モスト・ヴァリアヴル・バーテンダー)として表彰する。

■コンペティション参加資格>

PBOメンバーでP.B.O.プロフェッショナルバーテンダー認定試験に合格した年齢25歳以上の現役プロフェッショナルバーテンダー

■表彰式及び懇親会(第二部)
         カクテルコンペティション表彰式
         サポートメンバー各社ブース出展
         スタンダードカクテルブース

■チケット  
         PBOメンバー ¥8,000(第1部、第2部共通)
         予約・前売りビジター ¥9,000(第1部、第2部共通)
         当日券ビジター  ¥12,000(第1部、第2部共通)
         カクテルコンペティション観戦のみ ¥2,000(当日精算)

■お問い合わせ・チケット予約
         NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構総務局(バー・アドニス内03-5784-5868)

お申し込み受け付けは終了いたしました。

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NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO)


[ コラム ] 2010年05月28日

 チョコレートのテイスティングの話を続けてきた。今回は、テイスティングのコツを最後のまとめにしたい。

◆一度に比べるのは多くても4種類まで

 どのチョコレートも、その後に試食するチョコレートの味に影響してしまうため、4つ目のチョコレートを試すころには味蕾(みらい)が混乱している。異なるチョコレートを試した後は、水やパンで口の中をさっぱりさせること。

※味蕾(みらい):舌や軟口蓋にある食べ物の味を感じる小さな受容器官である。ヒトの舌には約5000個、口全体で約6000個の味蕾があるといわれる。

◆同じ色のチョコレートを比べる

 ダークチョコレートのみ、あるいはミルクチョコレートのみ、というように同じ色のもので、しかもカカオ含有率が65〜75%程度で、同じ含有率のチョコレートで比較する。カカオ含有率が大きく違ってくると、砂糖の量の影響で正当な風味の比較ができなくなる。

※コロンビアのブランド「サンタンデル」にはサンタンデル地方産のカカオ豆を65%、70%、75%含んだ製品があり、砂糖の量が異なっているので、まったく違ったチョコレートを食べているように感じるという。

◆スーパーにあるものをマーカーにする

 お馴染みのチョコレートバーをマーカーに取り入れるとよい。よく知っている味だから、たくさんの新しいチョコレートバーをテイスティングし、混乱してきたときなどに、ちょうど足を地面につけるようなポジション確認の役割を果たしてくれる。

◆前々回に紹介したチェックリストを活用する

 前々回のコラム、「チョコレートのテイスティング」のリストに基づいてチョコレートを比べることで、異なるチョコレートの酸味のレベルなどに慣れてくるはず。そうすれば、楽に比較できるようになる。

 毎回のことだが、チョコレートを「ウィスキー」や「カクテル」に置き換えても通じるような内容だ。どの世界でも味を比べる原理原則は変わらないようだ。



[ コラム ] 2010年05月21日

 テイスティングをする近道は、すでに評価のあるブランドを試すことが一番。そこで、基本的なタイプの分類とおすすめのチョコレートを挙げてみたい。

1.チョコレートが好きではない場合

【おすすめ】「グラン・クヴァ」(ヴァローナ)、「マダガスカル」(プラリュ)、「ロス・アンコネス」(ミッシェル・クルイゼル)「ポルチェラーナ」(アメデイ)、「チュアオ」(ドモーリ)
【ポイント】口の中に含まれるアロマの複雑さ、時間と経た時の変化に注目。1回目より2回目、ちょっとずつ楽しみが得られるようになる。

2.クリーミーなミルクチョコレートが好みの場合

【おすすめ】「ジヴァラ」(ヴァローナ)、「ミルクチョコレート」(リンツ)、「トスカーノブラウン」(アメデイ)
【ポイント】甘味の強さと時間の経過に伴う味の変化に注目。たとえば、キャラメルやミルクパウダー、ナッツやファッジといった風味を感じたか。

3.ファインな味が分かるが同じものばかりを味わっている場合

【おすすめ】「70%カカオ ダークチョコレート」(グリーン&ブラック社)、「リンツ・エクセレンス・70%」(リンツ)、「ポルチェラーナ」(アメデイ)、「パルミラ」(ヴァローナ)などと、一般的に手に入るダークチョコレートを同時に比べる
【ポイント】バニラや砂糖の風味がするものはどれか。アロマティックな味と風味を感じるか、それとも砂糖が主張しているか。口の中でエレガンスとハーモニーを感じる物はどれか。酸味や苦味があるか。

4.ミルクチョコレート以外、様々なダークチョコレートを味わっている場合

【おすすめ】品質より価格重視と思われるダークチョコレートと、品質重視のミルクチョコレートの比較として、一般的なロッテ社のダークチョコレートと「メリッサ」(プラリュ)、「ジヴァラ」(ヴァローナ)の比較。
【ポイント】ゆっくり時間をかけて味わい(楽しみ)ながら、含まれるミルクパウダーの質を比べてみる。

5.ボンボンショコラがお気に入りの場合

【おすすめ】最高品質のクリームと最上質のチョコレートを使い、香料を加えていないトリュフを試す。また上質のチョコレートバーをいくつか試してみる。「ジヴァラ」(ヴァローナ)、「ミルク」(アメデイ)、「ミルク37%」(ヴェイス)
【ポイント】砂糖と香料による風味を美味しいと感じるか。

 少なくとも2種類、あるいは3種類を同時にテイスティングすることが大切である。比較しながら味わうことで気付くことは多い。バーテンダーにとっては釈迦に説法かもしれないが。